統一教会での体験と今回の事件2

自民党というのは、右寄りから左寄りまで、

実に多様な議員の巣窟。

素晴らしい議員もいる一方、

クソのような議員がいるのも事実。

記憶に新しいところでは、18歳の女子大生に酒を飲ませ、

ホテルに連れ込んで淫行に耽った吉川議員などがいます。

そんなスケベ議員のところに、

美形の若い女性信者が、

ボランティアとして教団から送り込まれたら、

だいたいどうなるかは想像に難くないでしょう。

スケベなうえに頭も悪い、人間性もひどい議員であれば、

その女性信者の献身的な働きを見て、

とんでもない勘違いをすることもあり得ます。

これを、送り込まれた信者の立場から見ると、

どんなダメ議員であっても、

彼女はそこに、まことのお父様、を見ているのです。

つまり、幻を見ているということ。

そのように洗脳されていますからね。

これを、教団では、ハベル、と言います。

侍るという字ですね。

お父様だと思って尽くしてきなさい。

そうアベルから言われ、

送り込まれた女性信者の献身的仕事に、

感動する政治家は多かったようです。

大半の政治家は、感謝こそすれ、

そうした女性に手を出そうとは思わないものです。

お宅の教団には、本当に素晴らしい若者が多い、

とのお褒めの言葉を僕も何度も聴かされました。

念のため、誤解なきように付け加えておきますが、

政治家のところにボランティアに行くのは、

女性信者だけではありません。

数としては、男性信者のほうが多かったと記憶しています。

政治家からすれば、一円のお金も使わずに、

手弁当で駆けつけて応援してくれる若者が、

いずれも礼儀正しく、

徹底的に尽くしてくれるわけですから、

喜ぶのは当たり前です。

その必然として、

こんなに素晴らしい若者が学んでいる組織であれば、

悪い団体ではない、どころか、素晴らしい教えである、

と思うようになります。

つまり、教団も政治家も、winwinの関係にあるわけで、

それをつないでいるのが、

洗脳された純粋な若者たち、なわけです。

特に僕が当時所属していた第9地区は、北区赤羽にあり、

東北出身の若者が多く、素朴な人が多かったです。

岸田総理の側近に、木原議員というのがいますが、

たとえば、あんなワルのところに、

そうした純粋な女性信者が、

ボランティアに行ったらどうなるか、

想像しただけで、吐き気がしてきます。

岸田さん自身は真面目な人だと思いますが、

得てして真面目で権力のある人の近くには、

悪党議員が近づく傾向がありますね。

まあ、こんなことを話していると先に進まないので、

視点を変えて、

統一教会の若者たちの気持ちを代弁すると、

自分が捨て石になってでもみ旨を成就したい、です。

み旨とは、再臨主である文鮮明、

まことのお父様の目指す理想世界実現、です。

信者の若者が、

共通して目指しているのは、そこ、なのです。

だから、どんなに理不尽なことを言われ、

されても、耐え忍びます。

女性は結婚するまでは純潔を守り、

お父様が決めた相手と結婚する、

合同結婚式に出るのが、まずは最初の目標。

その過程でセクハラを受ける、

女性の気持ちを考えると、

いたたまれなくなります。

自分はお父様のみ旨実現のための手足となって、今ここにいる、

しかし、その相手から、いやらしいことをされている、

この矛盾に晒されます。

それに耐えきれずに精神を病んだ姉妹もいるし、

アベルに泣きついて、

もう行きたくないと叫んだ姉妹もいました。

あまりにひどい場合は、配置換えもありました。

アベルにはその上のアベルがおり、

ホウレンソウが徹底されていましたから、

ああ、ホウレンソウというのは、報告連絡相談の略で、

すべてアベルの言いなり、です。

端的に言うと、政治家から見ても、教団から見ても、

信者は使い勝手の良いコマにすぎません。

洗脳された人間は、操り人形です。

権力者の思うままに操られるだけ。

今回も長くなってしまいましたので、この続きは次回とします。

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