もうその人は死んでしまいましたが、
70を過ぎて、交通誘導のアルバイトを、
している知人がいました。
その人は、僕がかつて信仰していた宗教団体の人。
本人は、それが生きがいだったのだと思いますが、
とてもお金のかかる宗教団体だったので、
生活はガタガタ。
借金もしていたようです。
で、70過ぎても、アルバイトをやめられなかった、と。
高齢者のアルバイトって、限られますから、ね。
清掃とか警備とか、介護とか、あとは、
昔取った杵柄で働くしかない、と。
今僕が、とりあえずでも生活していられるのは、
圧倒的に親のおかげだと思っています。
僕が仕事もせずにふらふらしていた時代、
あるいはまた、転職を繰り返していた時代、
あるいはまた、統一教会から逃げ出して、
ボロボロの状態で家に帰ってきた時、
黙って受け入れてくれた親がいたからこそ、
今につながる僕が、います。

もし僕が、そのような親に恵まれていなかったならば、
人生を建て直すこともできず、
もしかしたら今も、
フルタイムで働かざるを得なかったかもしれません。
もうすでに他界した両親ですが、
感謝の思いは、尽きることがありません。
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