生活の心配がない人の中で、ある種の寂寥感を覚えている人の中に、自殺への誘惑がある

戦後の食糧難の時代には、自殺する人は少なかったと言います。

誰もが生きることに必死で、頭の中は今日食べることでいっぱいだったのでしょう。

ところが、豊かになって、食べることには困らなくなると、自殺者が増えだします。

世の中には、暇が大好きな人と、暇を持て余す人がいます。もちろん僕は、暇が大好きな人です。

暇と言っても何もしていないわけではなく、読みたい本もあれば、考えたいこともたくさんあります。

さて、お金がないのは確かにつらいのですが、何とか懸命に節約してお金を貯めようとか、投資などで増やそうとか、頑張っている人は、自殺などは考えません。

ところが、お金には困らず、すでに生活の心配がない人の中で、ある種の寂寥感を覚えている人の中に、自殺への誘惑があるように思えます。

有り余る時間が、虚無へと誘導されていく人たちです。

太宰治のような才能があれば、その虚無感なり、むなしさ、寂しさといったものを、文学作品に昇華させることも可能でしょうが、その太宰自身も、自殺していますからね。

芥川、川端、三島、タイプは違いますが、自殺です。

自殺は、もったいないです。それと、周りへの影響も甚大です。

僕はつらかったときに、宇宙のことを考えるようにしていました。

そうすると、自分の悩みが小さく思えてくるから不思議です。

まあ宇宙や、山や川や海といった自然に、どれだけ助けられたことでしょう。

今は死にたいと思うことはまったくありませんが、宇宙のことはよく考えます。

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