今日の話は、変なことを言っているな、くらいに読み流してください。
原田(仮名)と名乗る2058年の未来の日本から来たと自称している人の書き込みの話です。テスラコイルを応用した技術で出来た、いわゆるタイムマシンで来たと、言っているようです。
タイムマシンは極秘扱いで、自分もよくは知らないなどと、多少リアルめいたことも言っているようです。
平成の次の年号は“安始”
友人の一人が、この書き込みのことを教えてくれたのですが、99.99%未来から来たのではなくて、その書き込んだ人の創作だと思います。ただ、内容が、かなり創造性に富み、面白いので、けっこうなるほどと思い読んでみたのです。
そして、昨日、天皇陛下退位の話をニュースで見て、今日も新聞の一面はその話だったので、その未来人の予言を思いだしたのですね。
その未来人は、いつ年号が変わるということは述べていなかったのですが、「平成のあとは安始である」と、言っていました。具体的な話としては、西暦2030年に安始景気というのがあるそうです。
同じ年に、リニア開通と、戦後復興の文字が並びます。どうやら、2024年に世界大戦が終わったらしく、そのあとの戦後のようです。
荒唐無稽な話は想像力を刺激する
その未来人の予言のような荒唐無稽の話が、想像力を刺激することは、往々にしてあります。それほど人は、未知なものに対する興味が強いのだとも言えるでしょう。
僕にしても、18年弱所属していた宗教団体で、そこの教祖の教えをそのまま信じ、ムー大陸やアトランティス大陸の存在を信じていたくらいですから、例外ではないのです。
海底の地形までが明らかになっている現在、ムー大陸の存在基盤は完全に失われています。そもそもムー大陸という名称を最初に使い始めたチャーチワード自身が、自分の経歴を平気で偽るほどの無責任な男でした。
こういう人間は、自説を主張するためならば、どんなでっち上げでもします。アダムスキーも同じタイプの人間ですね。
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元号が安始になる可能性はゼロではないが
チャーチワードの主張は客観的に崩されて見る影もありませんが、無責任な男が発刊した「失われたムー大陸」は人々の想像力を刺激したのか、その亜流とも言える主張が、次々に出されます。
今で言えば、無責任なフェイクニュースのあとに、勝手に尾ひれがつくようなものでしょう。SF小説などで、ムー大陸を題材にして楽しむのは良いと思いますが、これを安易に信じるような人は、かなり自分の人生を、他の場面でも危険に晒す可能性が高いでしょう。
話を改元のことに戻しますが、平成のあとに安始が来る可能性はゼロに近いです。ただ、ゼロではありません。ゼロではない以上、安始の可能性も残ってはいます。
まあこの辺は宝くじと同じで、宝くじを買う人は、買わなければ当たらないと主張しますが、買ったとしても絶望的な確率であることには変わりなく、それは、統計学ではゼロとして扱われます。
まあ今日は、ちょっとオカルティックな話でした。ちなみに、オカルティックは和製英語なので、英語では使えません。