将来不安から、ランドセット投資話にのせられて、アパート投資をする人の話を、先日、クローズアップ現代でやっていました。
土地も持たない素人に、大東建託などをはじめとする輩が、銀行と結託し、不動産投資を進めるわけです。
儲かるのは、大東建託やその類の会社と銀行。
素人投資家は、最悪、自己破産に追い込まれます。
そして、素人投資家の大半は、サラリーマン。
日ごろの激務の上に、アパート投資破たんの心配が加われば、通勤途中に体調を崩しかねません。

不安は、老後不安に限らず、つけこまれるのですよ。
その最大なものは、カルト宗教。
信者に不安を植え付け、御布施や伝道に走らせます。
まあ、カルト宗教の話をすると、止まらなくなるので、やめますが、不動産投資も同じこと。
不動産投資が厄介なのは、株などと違い、出口戦略が貧弱なこと。
株は、損切りという手がありますが、不動産の損切りは、もうそれは、自己破産に限りなく近い。
株を買うことには躊躇する人間が、安易な口車にのせられて、不動産投資に乗り出し、困り果てる姿を見るにつけ、マネーリテラシーの重要性を、再認識しています。
不安に煽られて何かするくらいなら、何もしないことこそが、最上の資産運用ということもあると、思っています。
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