僕の若い頃の考え方を、そのまま実践している人がいたので、紹介します。
僕の若い頃の考え方とは、正社員にならず、というか、なれず、期間工なり、短期の仕事を繰り返して、その間に東南アジアなどの物価の安い国に行って暮らす、というもの。
で、結局、僕は、そういうアイデアというか、考え方を持ちはしたものの、できませんでしたけどね。
ただ、仕事が長続きせず、何をやってもダメで、ほとほと自分に嫌気がさしていたのも事実。

で、もう、そういう自分を見限って、割り切って、短期で働いたお金で、物価の安い国で暮らせば、楽に生きられるかな、と、思ったのですよ。
当時は、今よりも、はるかに、円が有利でしたからね。
で、今日紹介しようと思ったのは、SPAに掲載されていた人のこと。
今、非正規雇用で平均を大きく下回る低収入、貯金もほぼないが、その現実に危機感を持つこともなく好きなことをして暮らす無自覚な貧困層が増えているという。その実態に迫った!
瀬戸際に立つ40代のまったり貧困:小泉太一さん(仮名・43歳)
「もともと飽きっぽい性格で一か所で働き続けるのが苦手なんです。それで正社員になることはあえて希望せず、半年や1年単位の契約社員で勤務しているんです」
そう語るのは、契約社員として機械メーカーの工場に勤める小泉太一さん(仮名・43歳)。ただし、辞めてもすぐ次の職場で働き始めるわけではないという。
「一定期間働いて貯めたお金で、東南アジアのタイやマレーシア、カンボジアなどに行って1か月ほどのんびり過ごすんです。そしてまた帰国して働く生活を10年近く続けていますね。本当は向こうでリタイア生活をしたいですが、さすがにそのお金はないので短期滞在で我慢しています」
非正規とはいえ、職場をコロコロと替えると次の採用時に不利になりそうな気もするのだが、本人はまったく意に介さない。
「更新しないだけで、契約満了までは働いていますから。それに僕は工業系専門学校の出身で、旋盤や金型などの工場勤務に役立つ資格を複数持っていて、それを生かした業務の経験も積んでいます。おかげで普通の契約社員よりも基本給が高く、正社員の誘いも何度かありました。そこで正社員になっていれば収入はもっと増えたでしょうけど、それだと簡単に辞められなくなりますからね(笑)」
コロナショックで非正規労働者の雇い止めが起きているが、本人はそこまで悲観していない。
「リーマンショック後のひどい状況でも仕事が見つかったし、僕自身は今回も大丈夫かなと思っています。実際、今の工場とは3月末までの契約で、満了でそのまま契約が終了した人もいたのですが、僕はもう1年更新することができましたしね。本当はいつも通り東南アジアに行く予定だったけど、コロナのせいでしばらく無理なので、もうちょっと働きます(笑)。別に普段から物欲もないし、日本にいる間は社員寮で暮らせるので、その間に海外で遊ぶための貯金を増やせたらいいかなと思っています。老後のことは、そのときになったら考えようかな」
【収入】
月収(手取り)23万4000円
【支出】
実家に入れるお金 4万円
外食費 2万円
通信費 1万5000円
保険料 1万8000円
ジム代 6000円
海外旅行費 6万円
雑費 3万5000円
貯金 4万円
うーん、なるほど、実家に入れるお金の4万円という項目から推測するに、実家暮らしだからこその、お気楽さもあるのかもしれませんねえ。
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