だいぶ前のことですが、NHKの「しのび寄る老後破産」という番組を見たときに違和感を覚えたことを、記すことにします。

一つのケースでは、母親を介護施設に入れ、本人と息子はそれぞれ一人暮らしをしていましたが、何故一緒に住まないのだろうと思いました。
バラバラに暮らすことは、不経済です。
見ればこの母親は、自分で飲み物も飲めます。十分、自宅での介護が可能であると思いました。
30代だという息子と介護をシェアし、母親と本人の年金を合わせれば、生活はかなり楽になると思います。
また、別のケースでは、貯金2000万円と一戸建てを所有し、高齢の母親を介護していましたが、生活が苦しいと言いながら、スーパーで買った総菜を食べていました。
時間はたっぷりあるのですから、自分で作ろうとしないのは怠慢だと思います。
自炊すれば、食費は大幅にカットできます。
僕自身、一人暮らしが長かったので、それは自信をもって言うことができます。
団塊世代は、相対的に見て、恵まれている、と思います。
今の若い人たちのほうが、はるかに厳しい現実と戦っている、と僕は思っています。
高給取りのNHKから見たら、「しのび寄る老後破産」に登場した家族たちは、厳しい状況になるのかもしれませんが、どれも工夫すれば乗り切れるケースである、と思うのは、僕だけでしょうか。
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