僕が長年勤めていたビジネスホテルは、オーナー社長のワンマン経営でした。
毎週月曜日には、ミーティングがあり、よく話題になったのは、最近の若者はだめだ、ということでした。
特にゆとり世代がやり玉にされていました。
僕は、社長とは、真逆の意見でした。
今の若者のほうが数段賢い。
それが、僕の意見でした。
しかし、僕は自分の意見を押し殺して、黙っていました。
黙って聞きはするが、決して同調はしない。
それが、せめてもの、僕の抵抗でした。
社長は、生まれがボンボンで、お金の苦労などしたことがありません。
今の若者が置かれている悲惨な状況など、知らないのでしょう。
もし、社長が、今の若者と同じ立場に立ったら、「あんた、同じことがいえるかい」と、何度言いたかったかわかりません。
しかし、僕は黙っていました。
ワンマン経営では、社長に異議を唱えることは自殺行為です。
簡単に、給料を減らされます。
僕の抵抗は、沈黙でした。

今の若い人が賢いと思うのは、ネット環境に起因します。
僕の若い頃とは、圧倒的に、入手できる情報量が違うのです。
さらに今の若者は、浮かれていません。
慎重です。
慎重さは、賢さの表れです。
これは、僕が年を重ねてきたからこそ言えることです。
僕が評価するのは、会社に依存せず、早期リタイアを目指して、蓄財する若者です。
会社など、クソです。
いざとなったら、会社など屁のツッパリにもなりません。
自分だけが頼りです。
会社命ほど、馬鹿げた人生観はありません。
若いうちから蓄財に励むのは、賢いのです。
会社など、利用してやればいいのです。
利用できるものは利用させてもらい、資産運用に励みましょう。
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