事実をありのままに見る姿勢があってこそ

僕は毎朝一定の時間、新聞を読むのですが、その地方版に、ほぼ毎日のように特殊詐欺のニュースが載っています。特殊詐欺とは、つまり、オレオレ詐欺とも呼ばれる、主に高齢者にターゲットを絞った詐欺のことです。

最近は、オレオレ詐欺よりも、公的権力を語るものが多いようです。なぜ、簡単に騙されてしまう人がいるのでしょうか。

人は不都合な事実は回避したい

最近とみに思うのですね。人はとにかく、不都合な真実は見たくないのだと。今朝の新聞に出ていた記事も、無職男性が現金1400万円をだまし取られたケースでした。まだ58歳なので、高齢者ではありません。

裁判所職員を語る者から電話があり、未払い金について民事裁判が進められていると脅されたようです。

そして、無実を証明するにはお金が必要であると言われ、300万円を手渡したのちに、さらに1100万円も手渡したようです。

勇気をもって向き合う姿勢さえあれば

あとから不審に思った男性が、詐欺に気づくのですが、脅された時点では気が動転してしまい、ただ目の前にある不都合な真実(でっち上げの幻なのですが)から逃げたい一心で、詐欺師が用意した救済策に縋り付いたのでしょう。

仏教の八正道で言うところの正見、正しく見る、ということを意識するだけで、どれだけそれが人生における盾となることかと思わざるを得ません。

また、何も仏教知識などなくても良いのです。事実や真実に、向き合う勇気さえ持っていれば良いのです。

不都合な真実であっても勇気をもって向き合う姿勢さえあれば、この男性は、持ち掛けられている話がおかしいことに気づいたでしょう。

目を背けても、事実はそこにある

どんなに目を背けても、事実というものは常に自分の前にあります。それが自分にとって都合が良くても悪くても、そんな事情とは無関係に存在しています。

その事実を、ありのままに見る姿勢があって初めて、この長い人生を有意義に乗り切っていけるのではないでしょうか。

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