去年、逗子を散策した時に、40年前に、一年ほど住んでいたアパートが、まだ建っているのを知りました。

この2階の角部屋で、家賃は3万円くらいだったと思います。
まだ、建っていたとは、驚きでした。
このアパートで、作家を目指しながら、逗子駅前にあった書店でアルバイトをしていました。
今はもう、その書店もありません。
だけどアパートが、ちゃんと建っていたことに、驚いただけでなく、感動さえ覚えました。
結局、作家にはなれずに、サラリーマンになりましたが、それでよかったと思っています。
サラリーマン時代は、ストレスがたまると、旅に出るという生活でしたが、まだ体力があったため、がつがつとサクサクと、いろんなところを見て回りましたね。
まあ、良い意味で、貪欲さがあった、と。
もう今は、そのような動きはできません。
ゆっくりと歩かないと、すぐに疲れてしまいますからね。
それと、改めて思ったことですが、このアパート、当時も、僕の記憶では3万円、もっと正確にえば、3万3000円とか、いずれにせよ、3万円台前半の家賃だったと思います。
仮に、3万円で計算しても、もし、部屋の借主がずっと入れ代わり立ち代わりしながらも、いたとしたならば、いったいいくらの家賃収入になっていたのでしょうねえ。
ざっくり言って、年40万円で、それが、もし50年であれば、2000万円。
40年前、僕が住んでいた当時でさえ、新築ではなかったので、間違いなく、50年以上の築年数にはなっているはず。
で、全8部屋でしたから、1億6000万円。
まあ、そう、計算通りにはいかないでしょうし、設備なども古くなりますしね。
でも、如何に家賃を払い続けるのがバカらしいか、との、戒めにはなります、借りるほうとしては、ね。
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