人が生きられるぎりぎりの生命線

コロナの影響が、様々な分野に及んでいますね。

特に、派遣社員が職場を失うと同時に住処まで失う話は、深刻です。

ハウステンボスの派遣切りは、まさに、そのケースのよう。 

なんか、年越し派遣村、の記憶がよみがえってきました。仕事を失うだけでなく、住処まで失った人たちが、炊き出しに並ぶ年末の光景。

人が生きられるぎりぎりの生命線。

住むところと食べるもの。

この二つだけは、必要です。

こうした時に重要になってくるのが、預貯金、ストック、つまり、お金。

当面、生き延びられるだけのお金。それがあれば、また、人生の再建に向かっていきやすくなります。

今の世の中を見渡してみると、持っている人は必要以上に持ちすぎていて、持っていない人は、今日を生き抜くお金さえなかったりします。

まあ、いつの時代にも、貧富の差はあったのでしょうが、経済のグローバル化とともに、その差は絶望的なまでに広がりすぎていると思います。

日本はまだ、格差はこれでも緩いほうで、アメリカなどは、悲惨です。

忙しかった会社員時代、ちょっとした時間に立ち寄ったコーヒーショップで、ほっとする時間を持てるだけで、気分が変わったりしました。

スタバやタリーズなどの高いところでなくても、ドトールなどでも、つかの間の、ほっとできる時間が、貴重なように、こういうとき、つまり、派遣切りなどに遭ったときは、ちょっとのお金が、とても、貴重です。

もう一度、人生を考え直せる程度の時間とお金、があれば、人はまた、ゆっくりとでも、歩き始めることができます。

ちょっとのお金とちょっとの時間が、人に与える余裕、あるいは、スペースが、本当に大事だと思っています。

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