一見、厭世的な響きのある、「あとは死ぬだけ」という言葉ですが、これは一休の、「世の中は 喰うてかせいで寝て起きて さてそのあとは死ぬるばかり」思想に近いのだろうと、僕なりには解釈しています。
僕は最近思うのですが、たとえ政府がどんなにはっぱをかけても、一億層活躍社会にもならないし、インフレにもならないのではないかと。
もはや消費にすらうんざりしている若い人たちが増えているように思います。

これは、視点を変えれば、いいことなのではないでしょうか。
「あとは死ぬだけ」と腹をくくれば、悩みの大半は消えていきます。
大体において、人が苦しむのは、執着があるからです。
この事実をいち早く見抜いたのは、僕の認識の範囲では、ブッダ釈尊です。
僕も、おひとり様ですが、結婚願望などはなく、また、負い目もコンプレックスもありません。
誰に訊かれても、笑って、一人ですよ、と言えます。
価値観が多様化している現代においては、世捨て人も、お一人様も、性的マイノリティも、ニートも、右翼も、左翼も、シールズも、何もかもが許されるのです。
ただ、破壊的行為だけはいけません。
人殺しなどはもってのほかです。
強姦もダメです。
万引きもいけません。
そうした最低限のルールさえ守っていれば、「あとは死ぬだけ」と腹を決め、ケセラセラで生きていくのも悪くはないと思います。
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