何をするにしても、余裕というものがないと、危険です。
それは、車のハンドルを見れば、わかりますよね。
ハンドルの遊びがあるから、安全な運転ができるのですよ。
人生も、それと同じだと、僕は思っています。
資金繰りにアップアップしている経営者などを何人か見てきましたが、彼らはいずれも、余裕がありませんでした。
で、余裕がないと人間はどうなるか。
理性的な判断が、出来なくなります。
これは、カルト宗教なども、好んで使う手口なのですが、信者に恐怖を植え付けて危機感を持たせ、その後で、救いと称する搾取を施す、と。
で、洗脳された信者は、見事、その誘導にはまり込んでいきます。
かつての僕が、そうした信者の一人でしたから、ね。
だからこそ、言えるのですよ。
まあ、今日の話はカルト宗教ではないので、この辺にしますが、そうそう、余裕の話です。
で、社畜化した会社員というのも、半ば社会の常識、あるいは、会社の決まりごとの、洗脳というと言葉はきついですが、縛りで、身動きが取れなくなっていたりします。
それでもまだ、潤沢な給料を貰えている上級会社員は、まだましなのですが、ブラック企業で働かされている人は、本当に、貧困スパイラルにはまり込んでしまいます。
蟻地獄ですね。
抜け出す方法は、少ない給料でもその現状を認識して、固定費を見直して、支出を減らし、自由への脱出のための資金を少しでも貯えること。
それと、一ミリでもいいから、今日の自分よりも賢くなること。
カイジの人生逆転ゲームのようなわけにはいきません。
一発でひっくり返そうとして、たとえば、FXなんかに手を出したら、それこそ、地獄への片道切符です。
確かに、FXで勝つ人間もいますが、その背後には、敗残者の山があることを忘れないことです。

資本主義の残酷さを肝に銘じて、自分を見失わずに、自分の器量を見極めること、です。
そして、堅実に確実に生きて、少しでも楽な状況のほうへと逃げていくしかありません。
ほとんどの人は、カイジにはなれないし、アカギにもなれないんです。
まあ、なる必要も、ありませんからね。
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