自由時間が多ければ多いほど幸福なのか、という問いは、
お金があればあるほど幸福なのか、という問いと、
関連があるようなないような。
それと言うのも、世の人の大半が、
時間とお金に関心があるからではないか、と。
以下は、ナゾロジーの記事からの一部引用です。
余暇や自由時間が増えれば、幸福度も高まるでしょうが、それにも限界はあるようです。
ペンシルベニア大学ウォートン校(Wharton School of the University of Pennsylvania)は、最新研究で、1日の自由時間が5時間を越えると、人の幸福度は低下することを明らかにしました。
研究チームは最初に、「American Time Use Survey(アメリカ人の時間使用調査)」の2012〜2013年までのデータを分析しました。
この調査では、参加者2万1736人に対し、「1日をどのように使っているか」について、各活動の時間帯と持続時間まで詳細に記録してもらい、同時に主観的な幸福度も報告してもらっています。
データ分析の結果、幸福度は自由時間が増えるにつれて右肩上がりに高まったものの、2時間を超えると横ばいになり、さらに5時間を超えると低下し始めたのです。
上記の指摘は、
僕自身も時々感じていたので、腑に落ちます。
フルリタイアの今は、メリハリというのがつけにくい。

アルバイトをしていた時は、仕事の後の解放感がありましたが、
今は常に解放状態のため、そのような気分の転換がありません。
そうであるならば、自分で意識的に転換しなければ、と。
つまり、有り余る自由時間には、自己マネジメント能力が必要だということ。
長い老後生活を、ただ漫然と過ごすのではなく、
何かしら、張りのあることをしないと、
惰性に流されたら、幸福度はどんどん薄くなっていくかもしれません。
スポンサードリンク