知っている人は知っていると思いますが、
年金の受給開始年齢は、今現在65歳となっています。
以前は55歳から始まり、60歳、そして65歳と徐々に引き上げられていきました。
そしてまさに、やがては、70歳に、という流れ。
55歳受給当時と比べると、15年の差。
55歳で年金を受給し始めた国鉄職員が、長生きをした場合、
たとえば、95歳で死んだとしたら、
実に40年間も、今よりも率の良い年金を、
受給していたことになります。

働いていた期間よりも長い年金受給期間。
まさに惰眠を貪るような日々。
それに引き換え、今後の高齢者は、そうは問屋が卸しません。
受給開始年齢が遠くなるだけでなく、
さらに怖いことに、受給できる年金額が、
徐々に減少している点も触れないわけにはいきません。
今後の金額は予想できませんが、
少なくとも増えるとは到底考えにくく、
減っていく可能性の方が高いと見てよいでしょう。
僕は、間もなく年金が受給できる世代ですが、
今の若い人たちのことを想うと、
切なくなるばかりです。
スポンサードリンク