今は、70歳定年制への移行期ですが、
これは、まだ、踏み台。
国は、いずれは75歳定年制へと考えているようなのです。
その背後に横たわるのが、人生100年時代。
確かに100年というスパンで人生を見ると、
60歳などは中年後期。
昔は60歳で定年だったんだよね、
なんていう会話が聞こえてきそうです。
それより前は、55歳で定年となった人もいました。
国鉄に勤めていた人などは、55歳で定年となり、
今で言えば、アーリーリタイアですが、
そのまま、100歳まで生きたら、
この人の自由時間は45年。
もう本当に、人生を2度生きる感じ。
しかも後半の人生は、
ゆるぎないベーシックインカム付き。

話を戻すと、60歳などは中年後期となるので、
ああ、まだ定年まではあと15年もあるのか、
なんていう感じになるのかもしれません。
で、75歳で定年を迎えた人には、
その後5年間はさらに働く意思があれば雇用継続。
そして、年金は、80歳から支給。
まあ、さすがにそれではというので、
年金は75歳から貰えるのではないでしょうかね。
で、なんでこんなことを政府が考えているのかというと、
みんなが75歳まで働けば、
日本の労働人口が維持できるからなのですよ。
ただ、この施策の弱点は、
よろよろの労働者の占める割合が多くなること。
軍隊で言えば、動きのわるい老兵ばかりなので、
動きが鈍いこと。
機動力もないので、
頭数だけを揃えたよわっちい軍隊、
ということになりますね。
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