僕は年は行っていますが、
人生経験は、
そうあるほうではありません。
結婚もせず、
子育てもせず、
さすらってきたわけで。
だから、
他人様から、
いろいろなことを学び、
複数の視点を持つように努めています。
そうした中、
ネット記事で、
そのような悩みもあるのだな、
というのを知りました。
独立した子供たちには、それぞれの家庭と生活があり、年老いた親が頼りにしようとしたところで、ろくな結果にはならない。現役世代である子供のほうが毎月の収入は多いから、漠然と“頼りになる”と考えてしまいがちだが、現実は逆であることが少なくない。
お金を巡って子供たちと話し合った結果、むしろ“頼られる”ことになり、自分たちの老後資金を逼迫させかねないのだ。神奈川県に住む70代男性の不安のタネは、「孫の受験」だという。
「娘夫婦から『大学へ進む時に苦労しなくて済むように、エスカレーター式の私立に通わせたい』と懇願されました。たったひとりの大切な孫ですから、娘に教えられた教育資金贈与信託制度を利用して、500万円を銀行に預けました。自分たちが死ねばどうせ子供のところにいくお金だし、将来、孫にも感謝されるなら一石二鳥だなと。
ところが、そんな矢先に妻ががんに罹り、長い入院生活を強いられることに。高額療養費制度があるとはいえ、差額ベッド代などは対象外なので、月々の出費は相当なものです。自分もいつ大病するかわからないし、そうなったら老後資金が底をついてしまう。自分たちがいつまでも元気なつもりでいたけれど、それが大失敗のもとでした。500万円も出してしまったことを、本当に後悔しています」
子供や孫を平等に扱いたいという思いが、自分の首を絞める可能性もある。愛知県在住の60代男性はまさにそのケースだ。
「孫が長男のところのひとりっ子だけだったので、教育資金贈与信託制度を使って1000万円贈与しました。自分たちの老後資金を考えても、このくらいなら大丈夫かなと思っていたんです。
ところが昨年、ずっと子供に恵まれなかった次男の家に女の子が誕生しました。次男夫婦は『当然自分たちにも贈与してもらえる』と思っているはずだから、次男の娘のための贈与も考えなくてはならない。しかし、同じくらいの額となると、生活プランが大きく狂ってしまうのでどうしたらいいのか……」

うーん、孫にお金を使った後に発覚した妻の癌。
そして、孫の誕生は嬉しいものの、
生活プランが狂ってしまうケース。
どちらも、
確かに悩みのタネです。
こうしたことが、
まったく起こらないのが、
おひとり様の老後生活、
なのかもしれません。
スポンサードリンク