スマホ依存症やネット依存症は新型現代病「電脳習慣病」

ネット社会になって、人々は幸福になったのでしょうか。

ある人はイエス、ある人はノー。

中秋の名月と言われるように、秋は月が綺麗に見えます。

僕が子供の頃は、縁側にススキを供え、饅頭を食べながら月を眺めたものです。

そうした風情も、今は、失われつつあるようです。

以下は、「できない脳ほど自信過剰(朝日新聞出版)」からの一部抜粋。

“人の脳には、食欲と同じく、関係性欲求の本能も強く備わっています。他人とのコミュニケーションを本能的に欲します。実は、これが現代においては、別の問題を生み出します。
本能は、ブレーキよりもアクセルが強いものです。
たとえば食欲。狩猟採集時代は食料の確保は命がけでした。当時ならば、飽くなき食欲は有益に働きます。ところが、飽食の時代では、食欲が作動しすぎる傾向があります。なぜなら食欲のレベルは、狩猟採集時代の生活に見合ったレベルに設定されているからです。強い食欲を備えていればこそ、危険な狩りにも出ようものです。
現代の豊かな生活は、脳にとっては想定外な環境変化です。本能を我慢することは難しいものです。だからこそ「本能」なのです。当然、食欲は暴走します。その結果、現代特有の病である「生活習慣病」が生まれます。

関係性欲求についても同じことが言えます。今ではEメールやネットを通じて、容易に他人とつながることができます。しかし、この本能もブレーキは脆弱です。その結果、新型現代病「電脳習慣病」が成立します。
常に人とつながっていないと不安、すぐに返事が来なくては不安――。気づけばスマホ依存症やネット依存症に陥ってしまいます。
生活習慣病は、今では社会的によく認知されています。ダイエットや運動で対処する人が増えてきました。治療薬も開発されています。一方、電脳習慣病への対応は、まだ遅れています。そもそも当人が、自分が「病気」であることを認識していることが少ないようです。

電脳習慣病とは、言い得て妙。

時代の変化とともに、

いろいろな病気が出てくるものですね。

うーん、そんな未来なら、

見たくないかも。

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