賃貸暮らしの不安は、
主導権を大家に握られていること。
極端な話、大家が、
来月から2万円値上げね、と言われれば、
まあ、多少の抵抗はできるものの、
そうですか、と、言わざるを得ない、と。
また、年を取るほど、大家は顔を曇らせ、
うちで死なないでよ、と、無言の圧力。
体さえ丈夫なら75歳までは働きたいという
55歳の女性の相談を目にしました。
以下は、その抜粋。
▼相談者
けろたまさん(仮名)
女性/パート・アルバイト/55歳
関西/賃貸住宅
▼家族構成
長女 (28歳/社会人) 、次女(20歳/大学生)
▼相談内容
主人が5年前に亡くなってから暮らしが一変しました。亡くなった主人はいずれ実家に帰るし、賃貸の方が気楽だからという理由で家の購入に関心を示してくれませんでした。
でも主人が亡くなった今、無理をしてでも家を買っておけば、ローンが団信でなくなっていたかもしれないと思うと悔やむ気持ちはありますが、「たられば」の話をしたところでどうしようもありません。
一番の経済的な重圧はやはり「家賃」です。現在の家よりもう少し家賃の安いところに引っ越したいとは思っているのですが……。
今の家は駅近で人通りが多いところにあるので、仕事やバイトで毎日帰宅時間が遅い娘たちの帰りを心配することもないのですが、駅から離れた今より家賃の安い物件に引っ越すのは防犯面での不安があり、なかなか引っ越しに踏み切れないでいます。
私自身は身体さえ大丈夫なら、75歳まで働くつもりでいます。5年後までは収入保障保険が毎月おりますが、それ以降の暮らしが不安でたまりません。今はできるだけ貯金するように心がけていますが、子どもたちが巣立ってからの暮らしがとにかく不安です。
家賃の安い賃貸に引っ越さない理由
・子どもたちの帰宅が遅く、2人とも遠くまで通勤通学、これ以上離れた場所には引っ越せない。
年金について
・遺族厚生年金:57万8900円
・老齢基礎年金:58万1431円
・老齢厚生年金:5万9815円(64歳から同額の特別支給)
・中高齢寡婦加算額:58万5100円

うーん、家賃の安い賃貸に引っ越せない理由は、頷けます。
女性ばかりの3人家族。
年頃の娘さんに、長い夜道は、危険。
万が一、引っ越したあとに痴漢にでもあったら、目も当てられません。
きっと、自分を責めることになるでしょう。
引っ越しはせず、住居は今のままで、
節約をして、貯蓄力を上げるのが良いのでは、と。
年金については、僕よりもずっと多いし、
大丈夫ですよ。
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