AT1債が“組み込まれた”金融商品の危険性

朝、パソコンを開いて、

最初に目についたのが、今日の話題。

以下が、その内容の一部。

AT1債は金融機関が発行する特殊な社債。利回りが高い分、債権者保護は手薄い。金融機関が破綻した際の弁済順位は低く、“紙切れ”になることもある。金融庁の調査によると、クレディ・スイスのAT1債は、日本国内で、個人や法人の約2000口座で、1400億円程度が販売されていた。青学大駅伝部の原晋監督も証券会社の営業マンに言われるがままに購入し、数千万円程度の大損を食らったとみられている。

クレディ・スイスの一件を機に、世界中でAT1債を手放そうと売る動きが広まっているが、売り先の中心は日本だ。

「主要国で唯一ゼロ金利を続けている日本は、高利回りの金融商品のニーズは旺盛です。海外投資家が投げ売りしたAT1債が他の債券と組み合わせて販売されており、地銀などが買っているようです。利回りが高い債券はリスクも高く損失を被る恐れがあります」(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)

「米国債が暴落すれば、保有している米国の金融機関は巨額の含み損を抱えることになる。2カ月で3行の米銀が経営破綻しましたが、それに続く破綻が起きても不思議ではありません。破綻した銀行が発行していたAT1債を保有していれば、最悪の場合、“紙切れ”になってしまう。AT1債の売り先である日本にも少なからず影響が出る恐れがあります」(森岡英樹氏)

うーん、日銀の「金融システムレポート4月号」でも、

わが国の金融システムは健全かつ頑健である、などと、

のんきなことを言っている植田総裁の貌が、

骸骨に見えるのは、

僕だけでしょうか。

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