他者依存というのでしょうか、誰かが自分を幸せにしてくれるはず、と、思っている人が、ときどきいます。
まあ、これは、依存先は人間だけに限ったことではなく、お金があれば、幸せになれる、というタイプの依存もありますね。
あるいは、もっと自分が良い大学を出ていれば、今は違った人生になったはず、みたいな、もう変えようのない過去の仮定まで持ち出して、幻想にしがみつく人がいます。
それら、すべては、幻です。
他人も、お金も、学歴も、それ自体が、あなたを幸せにすることはできません。
あなたを幸せにするのは、あなたです。

あなたしか、あなたを幸せにはできません。
この、至ってシンプルな原理原則に気づけば、人生を生きるのは、かなり、楽になります。
だって、自分次第の人生が送れるようになるのですから。
そうは言っても、世の中の諸々の事象はあなたの力ではどうにもなりませんよ。
世の中をどうにかしよう、という話ではないんです。
起こり得る事象はそのままにしておいて、あなた自身が、幸せに生きることなんです。
わかりづらいですか。
ならば、まずは、他者(人間だけではなく、お金や宗教組織、その他諸々の自分以外の存在)に、依存することをやめませんか。
それだけで、すごく自由になれるだけでなく、楽に生きられるようになります。
そういうお前も、何か食べて生きているんだろ、食物依存じゃないか、という意見もあるかもしれませんが、生存に必要な適度な新陳代謝は、ここで言う依存とは違います。
しかし、吐いてでも食べたい、などという過食は、明らかに、依存です。
買い物依存、ネット依存、何でも、過剰に頼りすぎるものは、依存なのです。
そうした偏りをやめて、足るを知って生きていれば、心は概ね静かです。
誰しもが荒波のような世の中を生きているわけですから、常に平静、というわけにはいきません。
ただ、概ね静か、であることは、可能です。
その程度の平らな心の状態を、まずは目指し、維持していくことが、他者依存から離れた心地よい状態、なのではないでしょうか。
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