「モノ」をたくさん持つことが幸せなことなのだ、と思っている人は多いと思います。
まあ、最近では、断捨離やミニマリスト、という考え方も台頭してきているので、少しずつ物から得られる幸せ、というものの限界を感じ始めている人も多いでしょうが。
しかし、「モノ」と幸せは、まったくの別ものであり、「モノをたくさん持つこと」は言うに及ばず、「なるべく高価なモノこそが幸せ」という考え方も、完全な間違いです。
いや、むしろ、「モノをたくさん持っている」というだけで、それらの整理整頓のために時間を奪われ、要らぬ気苦労を背負い込むことにもなります。
僕が定年前に辞めた会社の先輩で、骨董品の収集家がいましたが、マンションの一室が、占拠され、奥さんからは何とかしてくれと、苦情を言われていたそうです。
また、子供たちも、そうした骨董の趣味はないため、俺が死んだ後、これらのものはどうなるのだろう、と、心配していました。
つまり、モノを溜め込むことは、イコール、気苦労のタネを自ら仕込んでいくようなものなのですね。
実は、物事をシンプルにすればするほど、幸せな気分になるという法則があります。

管理するものが少なければ、余計なことを考えずに済むみますし、心配ごともモノをたくさん所有していた頃よりも少なくなります。
つまり、手放すことが、楽になること、なのですね。
貧乏な人ほど部屋にはたくさんモノがありますし、本人たちは、そのことに無自覚なのです。
そして、ますます生活空間は狭くなり、身動きが取れなくなり、やがては、活動的なことができなくなります。
モノの堆積は、人から、エネルギーを奪っていくのです。
僕自身、断捨離後、モノが減ってスッキリし、生活も、シンプルになりました。
シンプルな生活は、単純で心地よく、迷いも生じません。
そのため、ものごとが、サクサク進行します。
それに伴って、運勢も開けていきます。
やるべきことがすぐにわかり、危機への対応も、早くなります。
すべてが、上手く回りだします。
シンプルにすればするほど幸せになる暮らしを、僕は今、実感しています。
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