人間とは不思議なもので、
お金がないと、
お金に頼ることができないので、
知恵が出てくるようです。
これは、生物の進化の歴史にも似ています。
生物は、環境に適応しますね。
あれ、ですよ。
僕は、これは、木で例えて考えるようにしています。

常に水が与えられている木は、必死で根を張ろうとしない。
その必要がないから、です。
でも、水が滅多に与えられない木は、
少ない水分を求めて、必死で根を伸ばします。
これが、やがて、自分の身を守ることになる、と。
必死で根を伸ばした分、根はしっかりと大地に食い込んでいます。
しかしいつも水を与えられていた木は、
根を伸ばす必要がなかったし、
その必然の結果として、
根を十分に張ることができず、
強風が吹いたり、台風がきたりしたら、倒れてしまう。
貧乏の経験のない人は、なかなかお金の有難味を感じることがない。
水を常に与えられている木と同じで、生活に根を張るという必然性が薄くなる。
これだと、いざというときに、弱い木、弱い人間になってしまいます。
しっかりと根を張ったあとであれば、
どれほどお金持ちになろうと、
そう簡単には、慢心で倒れることもなくなります。
なので、根を張れるときには張れるだけ張っておく、ことが、
大切なのではないでしょうか。
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