僕自身、会社勤めをしていたならば来年が定年で、晴れてお年寄りの仲間入り、なのですが、高齢者を見ていると、幸せな人とそうでない人の間には明確な違いがあるように思います。
年をとっても幸せな人とは
ぶっちゃけ、年寄りになっても幸せな人は、過去の自分への執着を潔く捨てている人ですね。そういう人は、第二の人生を踏み出したとしても、割合うまく生きていくことができているように思います。
逆に言えば、過去の自分の栄光や肩書などにしがみついている人は、なかなか年老いた自分が受け入れられないようです。
年老いて、かつての肩書をはぎ取られた自分が、アイデンティティを喪失した存在のように思えているのかもしれません。
たとえ過去、一部上場会社の重役であろうが、高等学校の校長であろうが、退職すれば、ただの老人の一人です。肩書にアイデンティティを依拠していた人は、早晩、ありのままの自分と対峙せねばならなくなります。
そのときに、肩書のない自分に不安や不満を感じるようであれば、その人は非常に中身の薄い人生を生きてきたと言わざるを得ません。
一方、過去の栄光への執着もなく、今のありのままの素の自分で生きられる人は強いし、幸せです。ありのままの自分に、不安を感じていないからです。
このような人は、どこにでも行けますし、行った先でも困ることはないでしょう。
年を取ってからも幸せであるためには、肩書や年収、その他外部のものに依存せず、ありのままの自分を肯定できる心性を若い頃から培っておくことではないでしょうか。
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