一生暮らせるだけの金は稼いだ、残りの人生は遊んで暮らす

『ナニワ金融道』の売上が1000万部を突破し、「一生暮らせるだけの金は稼いだ、残りの人生は遊んで暮らす」と宣言。漫画執筆活動を引退し、余生を自由気ままに過ごす予定だったが、活字の執筆や公演依頼が多く、引退後も忙しかった青木雄二さんの人生。

彼が肺がんで死んだのは、58歳。

ナニワ金融道は示唆に富んだ漫画でしたね。

あれで、マネーリテラシーを磨いた読者も多いかもしれません。

ただ彼は、「元々資本主義社会が競争社会でしかない以上、平等も自由も存在できるわけがない」と語っている。そして、「資本主義社会の悪い点を一つ一つ是正していけば、最終的には日本は共産主義社会に移行せざるをえなくなる」と、共産主義を支持していた点は、なんだかなあ、という感じ。

彼の人生を見て、僕は、聖書の以下の個所を思い浮かべました。

「ある金持ちの畑が豊作だった。17金持ちは、『どうしよう。作物をしまっておく場所がない』と思い巡らしたが、18やがて言った。『こうしよう。倉を壊して、もっと大きいのを建て、そこに穀物や財産をみなしまい、19こう自分に言ってやるのだ。「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』20しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。21自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」

上記は、ルカによる福音書12章からの引用です。

青木雄二さんは、バリバリの唯物論者でしたから、聖書などはバカにしてハナから読む気にもなれなかったのかもしれません。

彼は、十分鋭い人だとは思いますが、複眼で見るということには至らなかったようです。

他者の生き方から学ぶとしたら、やはり健康が大切だということ。

いくらお金があっても、早死にしたら損です。

勿論、人には寿命というものがあり、

若くして死ぬ運命にある人もいるかとは思いますが、

自助努力の範囲で、健康にも配慮するのが得策か、と。

暑い日が続きますが、無理せず生きていきたいと思っています。

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