変動金利型の住宅ローン金利は日銀の政策金利変更に連動している

変動金利型の住宅ローン金利は日銀の政策金利変更に連動しているのは、周知の事実。

そういう僕も、変動金利で住宅ローンを借りています。

僕の場合は、親の介護で建て替えた家のため、そもそもその時点で50代半ば。

長期の住宅ローンは組めるはずもなく、返済期間は15年。

その長さであれば、デフレ傾向の日本経済を考慮すれば、

変動金利のほうがお得であると判断。

ただ、今朝読んだ、現代ビジネスの記事によると、そうとばかりも言ってられそうもない雲行き。

以下は、その記事からの一部抜粋。

住宅金融支援機構の調査によると、変動金利型の住宅ローンを選択する借り手が年々増加している。19年4月から19年9月の期間に貸し出された住宅ローンでは変動金利型は59.0%だったが、21年10月から22年3月では73.9%が変動金利型だった。

変動金利型住宅ローンは、その時の市場金利を反映して金利の見直しが行われ、多くは半年毎の見直しとなっている。

黒田日銀による長期間にわたる大規模金融緩和策により、変動金利型の住宅ローンは期間中の金利が変わらない固定金利型住宅ローンよりも、金利が低く、家計への負担が少ないことが、変動金利型が増加した理由だ。

だが、一度、日銀が金融政策を変更すれば、変動金利型の住宅ローン金利は半年毎に引き上げられる可能性があり、固定金利型の金利を上回る可能性すらある。

賃金上昇がままならない中で、住宅を取得したいという強い気持ちが、金利の低い変動金利型を選択し、返済期間を延ばして、家計への負担を軽減しようとする行動に表れている。

だが、金利が上昇し始めれば、あるいは、日銀が金融政策を引き締めに変更した途端に、変動金利型の金利は上昇し、返済負担は重くなる。そして、それは数回繰り返される可能性もある。

結果、金利の上昇で増加した返済額で、引き延ばした返済期間、返済を続けなければならないという“悪夢のような事態”が起こりうるのだ。それは、住宅ローン破綻という最悪の事態を惹起することになるだろう。

うーん、僕の場合は、あと6年近く残っている住宅ローン。

金利上昇局面になれば、持ち株を処分しての返済も、視野に入れています。

株のリターンよりも、金利負担のほうが上回れば、それも有り。

少ないとは言え、年金をもらえるようになったので、

そうしたこともできるのだと思っています。

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