会社を離職する前に数年、そして離職後に数年、が、僕の介護生活でしたが、その時の緊張は、今も覚えています。
一人っ子は、自分が倒れたら、親の介護は、できなくなります。
その、緊張感、がありました。
また、お金を稼がねば、という気持ちもありましたね。
さらに僕の場合は、住んでいたマンションの売却と、実家に戻ってからの自宅の建て直しという課題があり、立ち止まっている時間はありませんでした。
当時のことを考えると、高速で物事が、展開していった感があります。

さて、今は、その両親も他界し、自分一人の生活。
もう、親を介護し、見取る、という責任はありませんが、今度は、自分一人が生き抜く算段。
これは、これで、別の緊張感が、実はあります。
親兄弟妻も子もいない天涯孤独者は、まずは保証人の問題が付いて回ります。
誰も頼れないので、自立心は一層強くなります。
ボケてなどいられない、と思うのです。
この緊張感があればこそ、いろいろなことがあっても、乗り越えられているのだと思っています。
そのような緊張感がなければ、自分は、楽なほうへと流れていきたがる人間なので。
で、この緊張感が、良いほうに働いていると、思えるのですね。
これも、人生計画なのかな、と。
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