モノを持てばそれに縛られる

これは、モノだけでなく、人間についても言えます。

つまり、妻を持てば、妻に縛られる。

子供を持てば、子供に縛られる。

ずいぶん悲観的だなあ、と思う人もいると思いますが、こうした考え方こそ、仏教の基本。

仏教の開祖、仏陀釈尊は妻子や親や王宮まで捨てて、出家したくらいですからね。

お金をもてば、モノをもてば、それに執着するし、快適になればなるほど、その快適さに縛られるのです。

そして、それはやがては重荷になってしまうのです。

体重が増えたような感じで、鈍重になってしまうのです。

一方、 どれほどストレージを増やしても重くならないのが、経験、という宝、です。

どれほど栄華をきわめても、城壁を築いても、人間は死神から逃げられません。

ならば、お金や物に依存して苦しむのではなく、今、この時の経験を大切にしたほうが良くね、と。

まあ、僕などは、そう思ってしまうのですよ。

人生は、しょせん旅にすぎません。

旅慣れた旅人ほど、荷物は、必然的に少なくなるものです。

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