才知豊かな人は隠棲することを選ぶ

今日は、大晦日。

何やら世間はあわただしいのですが、

こういう時こそ、自分を見つめ直すチャンス。

世間は世間、自分は自分。

才知豊かな人は隠棲することを選ぶ、と、ショーペンハウアーは、言いました。

才知豊かな人は、苦痛や手ひどく扱われることを避け、静寂と閑暇を求める。そのためしずかでつつましやかな、できるかぎりだれからも邪魔されない生活を求め、したがって、いわゆる世間と多少おつきあいした後、隠棲することを選ぶ。それどころか偉大なる知者は孤独を選ぶだろう。というのも、その人自身に常にそなわっているものが多ければ多いほど、外部のものをますます必要としなくなり、他者はますます重きをなさなくなるからである。それゆえ卓越した精神の持ち主は非社交的になる。社交の質が社交の量で埋め合わせることができるなら、華やかな社交界で生きていくのも甲斐あることだろうが、残念ながら愚者が百人束になっても、賢人ひとりにおよばない。

「週40時間も自分のしたくないことをする」会社員生活よりも、

自由な時間のたくさんある隠遁生活のほうが豊か。

ただ、これは、創造的人間ならば、という限定で。

長らく社畜生活になじんでしまった人は、

暇を持て余して、退屈かもしれません。

で、そういう人の時間つぶしは、

パチンコとか飲み屋とかゴルフとか、お金のかかるものばかり。

真の自由人は、時間を持て余すこともなく、

それゆえ、時間をつぶす、という考えもない。

時間は、つぶすものではなく、

活用するものですから。

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