多くの人は、社会の常識なるものに、飼いならされています。
もっときつい言葉を使えば、洗脳されている、とも言えます。
マイルドに言えば、思い込まされている、と。
幼い頃の保護者は、親で、
学生時代には教師がいて、
社畜時代には上司がいた、と。
これに、マスコミなどの情報を毎日のように浴びせられて、
僕たちの常識なるものが、形作られていきます。
で、これは、日本人に顕著ですが、
みんなと同じがいい、と思っている人が多い。
逆に言うと、みんなと違うと不安、なのです。
でも、そういうマインドで生きていると、
操られやすい人間の出来上がり。
確かに、高度経済成長期には都合が良かったこの仕組み。
でも、今は、それが限界にきているわけで。
老後も、意外にこの世的に名声があった人ほど、
終わった人になる確率が高いのは、
自分を見つめたことがないから、です。

社会的に成功したりすると、勘違いが生まれます。
俺はすごい、とね。
でも、肩書や地位、あるいはお金に守られた凄さなんて、
たかが知れています。
なので、そうした幻に幻惑されていると、勘違いもするし、
老後になってからの落ち込みも激しい、と。
自分で自分を管理できなくなる、
切れる老人や迷惑な老人の中に、
意外に、現役時代は、
管理職や経営者だった人がいたりして、
いったい何を管理していたんだよ、という話でした。
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