老後のための資産形成に出遅れた僕の状況

50歳まで、とてもお金のかかる宗教団体で活動会員として時間とお金を費やしてきた僕は、世間一般の50代よりも、圧倒的に経済的基盤が弱かった事実があります。

そうした自覚のもとに、その宗教団体を退会後は大急ぎで経済の立て直しを図りました。具体的には、残業もいとわずに懸命に働き、毎月の貯金額を大幅に増やしました。

3年間の貯金のおかげで介護離職に対応

およそ3年間、貯金に集中する期間があったことが、のちの自分を助けました。その後、50代後半になって、父親の介護のために、離職することになったからです。

もしこのときに、預貯金がなかったらと思うとぞっとします。あるいはまた、そのときもまだその宗教団体に所属していたら、平均でも3万円はする祈願をすすめられたでしょう。

お金がない人間が、さらにお金を出さざるを得ない構造が、その宗教団体にはできあがっていました。これは、僕が熱心な信者会員であるときは、明確には気づけなかったことです。
崇高な宗教信条の陰に隠れて見えにくくなっているのです。

ある程度の預貯金を確保しておいたおかげで、介護離職したのちも、何とかやり繰りしながら現在に至っています。また、運が良いことに、株式の所有銘柄からも利益が出るようになっています。

年金が日々の生活の収入の柱

3年間の預貯金と、50歳手前から細々と始めた株式投資のおかげで、介護離職後の生活を補助的に支えることができています。補助的ということは、つまり、それだけでは生活が成り立たないということを意味しています。

介護離職後の日々の生活の主な収入源は、父が生きていた頃は父の年金でした。父の年金があったため、介護費用や日々の生活の費用は、概ねそこから賄うことができました。

昨年、父が他界したのちは、母の年金と、父の死後に支給されている遺族年金が、生活費の柱になっています。生活するにはぎりぎりの金額で、昨年僕も少しパート仕事を始めたのですが、母の希望で、介助生活に専念することになりました。

そのため、家事仕事の8割は僕がやり、2割程度を母ができる範囲でしています。わずかでも、母自身が何かやる仕事を残しておくことが、母の頭と体のためにも大切なのだと思っています。

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資産形成に出遅れた僕が今思うこと

僕自身、まだ年金を受給する年齢には至っていませんが、「ねんきん定期便」などを見ると、その貰える年金予定額に愕然とします。年金予定額が少ない理由の一つは、僕自身、転職が多かったからです。

しかし問題は、年金ではなく、僕自身の無知と不徳による「宗教団体への時間とお金の散財」です。50歳というギリギリの年齢で、自分の愚かさに気づけただけでも感謝すべきですが、資産形成に大きく出遅れた事実は否めません。

ここで言う資産形成とは、大層なものではなく、老後生活に困窮しない程度の資産を言います。今現在の僕は微妙なところですが、少なくとも猛省のあとに、マネーリテラシーだけは以前の僕よりは身につけています。このマネーリテラシーは、長い老後を守る盾になります。

老後への資産形成に出遅れた事実は変わりませんが、その反省をもとに、引き締めた生活をしていけば、ボケ防止にもなるのではないかと、良いほうに解釈するようにしています。

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