ますます便利になる世の中ですが、借金もスマホで簡単にできるようになると、便利なだけでは済まされない事態も発生しているようです。
SPAの最新号で、考えさせられる記事を見つけたので紹介します。一部抜粋での紹介です(全文だと長いので)。
借金の「カジュアル化」が加速中
個人向けの無担保ローンのなかでも、ここ数年は銀行が提供するカードローンが人気になっていた。簡単な審査で数百万円単位で借りられ、さらに消費者金融のように収入に対する貸付金額の規制がないことから貸付残高が急伸し「消費者金融の融資審査に落ちたのに、銀行カードローンでは借りられた」なんて“逆転現象”も起きていた。
しかし、昨年からは多重債務の温床になるとの批判が高まり、ここに来て銀行の融資スタンスにも変化が起きているという。元金融マンで借金に関する情報&相談サイト「借金道」を運営するシロウ氏は、次のように話す。
「金融庁の指導もあって、各銀行ともカードローンの広告を控え気味です。以前は『貸付残高倍増を目指す』とか発表していたのに、今は貸付残高すら発表しません。そのせいか、以前に比べると借りにくくなっている印象ですね」
一方で、最近は消費者金融がよりカジュアルに、スマホだけで借金できる環境を整えつつあるとも。
「大手の消費者金融では、多くがスマホだけで申し込みから借り入れまでが可能。プロミスの『アプリローン』なんて、スマホアプリだけでお金が借りられます。また、『レイクALSA』は5万円までの借り入れなら180日間無利息というキャンペーンを張るなど、スマホだけで借金できることを大々的にアピールしています」
また、近年はZOZOTOWNをはじめツケ払いを採用するネットショップも拡大し、“借金デビュー”のハードルはどんどん下がっている。では実際に借金を抱えている人の意識はどうか。取材班が50万円以上の無担保ローンを借りている会社員300人にとったアンケートを見ていこう。
まず「月々の返済額」(Q1)では3万~5万円未満が28.7%と最多だが、一方で月5万円以上を返している人も4割以上いた。
《Q1 「月々の返済額」は?》
※以下は全て住宅ローンをのぞく「借金」のみ
1万円未満 2.0%
1万円~3万円未満 27.0%
3万円~5万円未満 28.7%
5万円~7万円未満 20.0%
7万円~10万円未満 9.3%
10万円~15万円未満 9.0%
15万円~20万円未満 1.3%
20万円~30万円未満 0.7%
30万円~40万円未満 0.3%
40万円~50万円未満 1.7%

「予想以上に返済額が多くて驚きました。平均年収以下だと、月5万円以上の返済は、借金に負われて生活が制限されるレベル。特に、10万円以上の返済額の人はよほどの高収入でない限り、債務整理を考えるべきです」
「借金をした理由」は?
163人 生活の固定費(家賃や光熱費など)の補てん
61人 車や家具など高額な買い物をした
56人 借金返済のために新たにほかで借金
43人 ギャンブルで負けた
36人 クレカの支払いができなくなった
36人 転職などで急に収入が減った
33人 病院代など急な出費があった
24人 飲み会の費用を補てんした
23人 投資に失敗したため
17人 冠婚葬祭の出費に耐えられなかった
16人 奨学金の返済が苦しかった
僕の借金は住宅ローンのみ
SPAの記事を読んで考えさせられたのは、借金した理由の圧倒的1位が、生活の固定費(家賃や光熱費など)の補てん、だったことです。
僕自身に当てはまることとしては、転職などで急に収入が減った、ですね。
去年は母の葬儀をしましたが、冠婚葬祭の出費に耐えられなかった、という事態は避けることができました。
今現在の僕の借金は住宅ローンだけなので、何とかやり繰りができています。質素な生活も板についてきているので、無借金生活を継続していきたいと思っています。
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