「貯蓄ゼロ円」の人は、貯金そのものをあきらめている可能性もあるよね

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の「30代・40代の金銭感覚についての意識調査」の1000名の集計結果によると、「貯蓄ゼロ円」の人が23.1%にものぼることがわかりました。

まあ、記事全文を引用すると長くなるので、ポイントだけにフォーカス。

「貯蓄に無関心な人」についていえば、貯蓄をする大きな理由として、子育てなどがあります。しかし、現在は非婚化や晩婚化が進み、結婚および子育てに関わらない人も増えています。

また、貯蓄が必要な大きな消費に対して関心が弱くなっている現状もあるでしょう。観光庁の発表によると、旅行にかける1人当たりの費用は増加している一方で、旅行自体に行く人数は減少傾向にあるといいます。また、総務省によると持ち家世帯率も減少しており、30代を見てみると、1988年には50%あった持ち家率も、現在では35%まで落ち込んでいます。

ここには給与水準的に「貯蓄したくてもできない人たち」も含まれますが、貯蓄をそれほどせず、大きな買い物もせず、どちらかといえば「その日を楽しもうと生きる人たち」が増えてきているといえるかもしれません。

うーん、つまり、消費しない、あるいはできない、人が増えているということでしょうか。

さとり世代というのでしょうか、草食系とでもいうのか、まあ僕も、そちらに分類されるのかもしれません。

平均給与は上がっていても、収入に関しては、業種によっても大きく違います。たとえば、先の「民間給与実態統計調査」によると、ガスや電気などエネルギーインフラ系の企業や金融関連企業は平均給与も高いのですが、小売業やサービス業、宿泊業、飲食サービス業はそれらと比べると平均給与が低い傾向があります。

また正規雇用が減り、非正規雇用が増えていることからも、平均給与は上がっていても、労働者全員の給与が一律に上がっているわけではありません。当然ながら、貯金をする余裕のある人ばかりではないということです。

まあ、今を生きることでいっぱいいっぱいならば、確かに貯金どころではありませんね。

ちなみに僕も宿泊業だったので、平均給与が低い傾向の中に入るのね。

まあ、僕の場合は、転職が多くて、その上、年金未払い期間が長くあり、その結果として年金見込み額が少ないので、むしろ僕の人生では、宿泊業であった時期が、一番稼いでいたのですよ。

他人と比較して、ではなく、あくまでも自分の人生の中での話ですが。

現在の40代後半は「団塊ジュニア世代」と呼ばれる世代に該当します。「団塊ジュニア世代」は人数も多く、子供時代に日本の経済成長と共に成長してきたことから、消費を好む傾向にあります。一方で、30代中盤から40代中盤の「ポスト団塊ジュニア世代」以降は、将来への不安から、消費には消極的な傾向が強くなっているといわれます。

さらにいえば、いま30代前半を迎えている「さとり世代」(20代後半も含む)は、リーマンショック後の不安定などを経験していることから、安定した生活を求めて、より貯蓄を好む傾向にあるといいます。30代・40代と一口に言っても、貯蓄や消費に対する考え方は大きく異なるようです。


このように、世代ごとにくくってしまうのはいささか乱暴ではありますが、分析する立場としては、仕方がないのかもしれません。そうしないと、収拾がつきませんからね。

時代精神と言うと大げさですが、時代の空気に敏感なのは若者です。そして、その若者のあり方は、時代の空気を映しています。

閉塞感や停滞感のある日本の空気を皮膚感覚で反映している多くの若者が志向しているものは、半径5メートル以内、という表現に象徴される小さな幸せなのかもしれません。

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