お金の問題は、煎じ詰めれば、足し算と引き算。
連立方程式はおろか、掛け算や割り算さえ、必要ありません。
加減乗除は小学校で習いますから、本来ならば、シンプルに生きていれば、経済破綻などするはずはないのですが、家計が逼迫している人が大勢います。
そういう僕も、50歳までカルト教団に搾取され、その後3年間、不都合な真実と正面から向き合い、そこで初めて目が開いたという大バカ者。
世の中は、本当はものすごくシンプル。

少し前の記事で、福岡市のワンルームに住む若者の話をしましたが、入ってくるお金と出ていくお金の兼ね合いだけの話、なのですよ。
複雑なことは、何もないんです。
人生に魔法はなく、奇跡も、基本的にはありません。
魔法や奇跡をちらつかせて金を毟り取るのは、カルト教団や偽霊能者の常とう手段。
99.9パーセントの庶民は、地道に生きるしかなく、それこそが王道です。
そしてこの王道は、決して卑下するものでも、見くびるものでもなく、安らぎの道なのです。
地に足をつけて生きていれば、困ることはありません。
自分を失い、別のもの(間違った常識や世間体、見栄、カルト教祖や偽霊能者、偏った思想信条などなど)に振り回されている人は、自分を見つめ照らすことなく、走らされているので、自分の人生なのに、自分がどこに向かって走っているのかさえ、わからなくなっています。
そんな人を、何人も、見てきました。
いや、今偉そうなことを言っているこの僕自身が、そのような人間の代表でした。
己のレゾンデートルを守るために、臭いものに蓋をし、真実から目を背け、偽りの神、まぼろしに、大切な時間とお金だけでなく、心を、捧げていたのです。
だから僕は、敢えて、このブログでも、暗い話題も、取り上げています。
僕が、53歳で退会した宗教団体には、良い人が多いのですが、その中のある高齢の女性は、旦那さんが老後の支えにと残してくれた1000万円のうちの600万円を、旦那さんの死後わずか1年以内に、様々な名目で、お布施してしまいました。
その団体は、祈願や○○植福、研修、あるいは各種法具など、万単位、10万円単位、あるは、100万円単位の、モノまであります。
その高齢女性は、人間的にも大変すばらしい人で、僕の母も大変お世話になったのですが、その旦那さんがなくなった一年後に会ったときに、お父さんが残してくれた1000万円が、今は400万円よ、と笑って言っていたのですが、僕はその時、どうか、その400万円だけは、ご自分のために使ってくださいと、切々と話したのです。
しかし、また、法具(100万円)を授かったということを人づてに聞き、他人事ながら、大変苦しい思いになりました。
これ以上書くと、止まらなくなりそうなので、もうやめにしますが、愛とは何か、真実とは何か、そして、お金とは何か、など、考える契機にしていただければ、と、切に、思っています。
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