日本の個人金融資産の65%を60歳以上の高齢者が所有している事実を見ても、
富の偏りがあるのを感じます。
どの世代も、貧富の格差はありますが、
それは、年齢を重ねるほど、顕著になっていきます。
その理由は、収入の差と生活習慣の差。
収入の差は、わかりやすいですね。
年収1000万円の人と、年収300万円の人とでは、その差は歴然。
しかし、ここに生活習慣が加味されると、ことはそう単純でもありません。
たとえ年収が1000万円あっても、生活レベルを上げて、貯蓄を怠っていれば、
資産は増えていきません。
一方、年収300万円でも、貯蓄や投資の習慣があれば、
徐々にではあっても、資産は増えていきます。
高齢者になったときに、どのくらいの資産があるかは、
そうした複合的な要因のなせる技、なのだと思っています。
ただ、注意すべきは、若い頃から株式投資などで資産を増やしていった、
マネーリテラシーがある高齢者であれば問題ないのですが、
単に大企業に勤めていたというだけで、
自然に小金持ちになってしまった高齢者の場合、
退職金などを、狙われる可能性があります。
狙われると言っても、なにも、狙っているのは詐欺師ばかりではありません。

たとえば、銀行員などが言い寄ってきたら、要注意。
資産運用を持ち掛けられ、
退職金を増やそうと思ったら、
逆に運用の失敗で資産を減らしてしまう高齢者もいますからね。
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