買いたいものがある、とか、
子供の学費が必要、とか、
そうした目標があって、
節約にいそしむのは良いのですが、
節約のための節約、になってしまう人が、
ときどき、います。
あと、節約が習い性になってしまって、
お金を使うことに、罪悪感を覚える人がいます。
あるいはまた、十分な資産がありながら、
貯金が減ることを怖れるあまり、
消費を楽しめない人もいます。
はっきり言って、その背後にあるのは、恐怖感。
欠乏することへの恐怖です。
あるいは、エゴが縮小することへの恐怖。
お金に自己を同一化していると、
お金が減ることは、自己が喪失していくこと、なので、
恐怖を、覚えるのです。
つまり、上記のような人は皆、
自分が見えていない、のですね。

一番肝心な自分が見えずして、
お金だけ貯めても、
自由には、なりません。
むしろその、貯めたお金に縛られて、
不自由になる、と。
なので、内省の時間を、
日々の暮らしの中でしっかりと確保して、
自分とは何か、
何をしたいのか、
どこに行こうとしているのか、を、
時折でも、見つめ直すことが、
大切だと、思っています。
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