労働問題について考えるとき、その推移についても理解しておく必要があります。
日本はかつて、封建制でしたが、いかに大人しい従順な農民でも、抑圧しすぎると一揆を起こします。
なので、生かさず殺さず、というやり方で飼いならしたわけです。
別にこれは、日本だけではなく、諸外国も同じ。

初期資本主義は「生きるために働け」。
中期資本主義は「消費するために働け」。
後期資本主義(新自由主義)は「生きがいのために働け」 。
特に、今の、生きがい搾取は、ひどいものです。
アニメの制作現場とか、声優などの世界に、顕著ですが、
先日見た番組で、
声優を目指す女性がオーディションに受かって喜んでいましたが、
その仕事は、何と無給。
つまり、タダ働き。
いくら何でもと思いましたが、
夢のある声優の卵にとっては、
無給でも、そこは夢の階段の一つなのでしょうか。
生きがいのために働け、との洗脳は、
もはや物のあふれた現代においては、
必携のアイテムなのかもしれません。
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