非正規と言えども、まじめに長く働けば、1億円には届かないまでも、
8000万円くらいにはなるかなと、漠然と思っていましたが、
まあ、これは個人差もあるでしょうねえ。
今日は、ビジネスオンラインで見た記事からの引用で、話を進めます。
2008年の年末に日比谷公園につくられた「年越し派遣村」で貧困が可視化された頃までは、「弱い人を最優先で救済する」という人間倫理の根幹が共有されていたのに、グローバル化という言葉の台頭とともに、非正規問題が話題になるのは“何か”具体的な問題が起きた時ばかりで。時間が過ぎれば「何事もなかった」かのような空気が、社会にまん延するようになってしまいました。
19年の1年間で、非正規労働者は前年より45万人増えて2165万人。働く人全体に占める割合も過去最高の38.3%(総務省「労働力調査」)。非正規社員男性の生涯賃金は約6200万円で、正社員の4分の1(正社員男性=約2億3200万円、みずほ総合研究所の試算)。この格差の最大の原因が賞与と退職金です。
もっとも、ジョブ型でない日本独特の働き方では、年齢や経験などで職能給があるため、同一労働同一賃金を実行するのは容易なことではないかもしれません。しかしながら、単なる雇用形態の違いで、賃金格差、待遇格差を作り出したのは企業の側です。
うーん、非正規労働者は、正社員の4分の1とは、しかも、6200万円が、税込みでの額だとしたら、ちょっと少なすぎです。
正社員にしたところが、40年も企業で働いて、まあ、人生をささげた対価が、2億ちょっと。
しかも、これが税込みだとしたら、手取りは、押して知るべし。
勿論僕は、生涯年収1億にも満たない転職人間でしたから、手取りは少ないのですが、会社に人生を捧げなくて良かったと思っていますよ。

適当に逃げながら、転職しながら、自分にできそうな仕事、いられる職場を探して彷徨っていたわけで。
まあ、時代も、よかったのでしょうねえ。
今の現役労働者の置かれている境遇は過酷です。
ただ、少しだけ言わせてもらうと、僕が二十代の頃などは、週休二日の会社は少なくて、週48時間労働が当たり前だったように記憶しています。
なので、月の休みは、4日か5日くらい。
それでみんな、文句も言わず黙々と働いていたのだから、多少は、労働環境は良くなっているのかもしれません。
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