株式投資の前に確認しておくべきこと

株式投資を始める前に、ぜひとも知っておいてほしいことが少なくとも二つあります。それを知って始めるのと、そうでないのとでは、株式投資を始めてからの精神状態に大きな違いが出てくるからです。

その二つとは「一年間の収支の把握」と「ローン返済との兼ね合い」です。

一年間の収支の把握をし、経済的な自分の立ち位置を知る

経済的な自分の立ち位置とは、株式投資に使うことのできるお金がいくらあるかということです。これを知るためには、一年間の収入から支出を引きます。この引き算でプラスがあれば、そのプラスの分が、株式投資に使える金額になり得る可能性があるということになります。

言うまでもありませんが、この引き算でマイナスの場合は、株式投資をすべきではありません。株式投資の前に、まずは家計の健全化を目指すべきです。家計が健全化したあとで、改めて株式投資を検討すればよいでしょう。

さて、引き算でプラスがある場合、それは余剰資金ということになります。しかし、その余剰資金をすべて株式投資に使うのは賢明ではありません。割合配分は個人が決めることですが、余剰資金は元本割れのリスクのない預貯金にも充てるべきでしょう。

つまり、余剰資金から、さらに預貯金を引いたものが、株式投資に充当できる金額になります。

何らかのローンがある場合は金利を考慮に入れて株式投資を再考する

住宅ローンをはじめとした何らかのローンがある人の場合は、株式投資をする前にそのローン金利を考慮に入れて投資を考える必要があります。低金利であれば、ほとんど問題はありませんが、高金利であれば、株式投資よりもローン返済を優先したほうが良いでしょう。

時代によって、金利に対する低い高いも変わってきますので、一概には言えませんが、5パーセントを基準に考えることをおすすめします。もし、あなたが何らかのローン(住宅ローンや車のローン、あるいはその他どんなローンも含む)を組んでいる場合、その金利が5パーセントを超えるようであれば、株式投資よりもローン返済を優先すべきです。

その理由は、少なくともこれから株式投資を始めようとする初心者が、株式投資で毎年継続的に5パーセント以上の運用益を上げることは簡単ではないからです。

それに比べて、ローンの繰り上げ返済は確実な方法です。金利によっては、負債を減らすことこそが最大の資産形成になります。

余裕資金での株式投資を第一とする

「経済的な自分の立ち位置を知る」でも述べたように、余剰資金から預貯金を引いたものが株式投資に充当できる金額になります。一般的にはこれを余裕資金と言います。

余裕資金での株式運用であれば、株価の変動から受ける影響もさほどなく、精神的ダメージも少なくて済みます。もちろん、たとえ余裕資金であっても、損失が出るとつらいものですが、株式運用が生活資金でなければ、致命的なダメージにはなりません。

ところが、余裕資金ではない生活資金を使ってしまうと、「なくなったら困る!」という心配から、落ち着いた判断ができなくなります。そのような状態では、常に切迫感に苛まれてしまうでしょう。

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株式投資に無理は禁物

株式投資の金額を決めるに際して留意すべきことは、預貯金とは違い株式投資にはリスクがつきものであるという点です。投資額が大きく増える場合もあれば、その逆もあります。

株価は上げ下げがありますので、多少の変動があっても精神的にダメージを受けないようにしておく必要があります。

そのためにも、株式投資に無理は禁物です。しつこいようですが、無理のない範囲で始めるべきです。

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